レズビアンとして生きていると「つらい」と感じることもありますよね?
セクマイ女性は以前よりも社会に受け入れられるようになりましたが、まだまだ壁があるのは事実です。
そこで今回はレズビアン女性がどんなところでつらいと感じてしまうのかを、解説します。
レズビアン当事者である私が、日常のシーン別に解説しているので共感していただきやすいはず。
さらにレズビアン女性がつらい時に出来るおすすめのこともまとめているので、そちらも参考にしてみてください。
記事を読んで頂くことで、レズビアンとしてのつらさを少しでも緩和することが出来るようになります。
レズビアンがつらいと感じる日常のシーンとは?
レズビアン女性として生きていて、つらいと感じる日常シーンはこんな場面ですね。
- 他人に言えない
- 親や友達に気を遣う
- 結婚ができない
- 同性とお風呂に入るのに気が引ける
それぞれの悩みを、もう少し詳しく解説していきます。
他人に言えない
レズビアンは悩みを他人に言えないので、つらいと感じます。
セクシャルマイノリティとして生きているので、他人になかなか理解してもらいにくいです
自分がレズビアンだと伝えてしまうことで、いじめられたりする場合もあるので注意が必要ですね。
セクシャリティのことを打ち明けるとしても、本当に信頼出来る人にしか話さないようにすることをおすすめします。
どんな人に話せばいいのかは、かなり慎重に見極めなければ後で後悔してしまうでしょう。
親や友達に気を遣う
レズビアンとして生きていると、親や友達に気を遣ってつらいと感じます。
特に親御さんの中には、女性として生きて普通通り「男性」との家庭を持って欲しいと考える人が少なくありません
ストレートの女性のように男性を好きになって結婚することは難しいでしょうから、親には気を遣ってしまいます。
またセクシャリティのことを打ち明けた友人にも、気を遣わせることがしばしばあるでしょう。
どんな関係性を築けばいいのか難しいところなので、毎日のようにつらいと悩んでしまいますね。
結婚ができない
レズビアンは結婚が出来ないので、つらいと感じてしまいます。
2024年現在の日本の法律では、女性同士で結婚することは出来ません
パートナーシップを都道府県や自治体レベルで結べるところは増えましたが、結婚に効力は劣ります。
本当に好きになった相手とは、結婚して幸せな家庭を築きたいと思うのが普通でしょう。
しかし内縁の関係にはなれたとしても、戸籍上籍を入れることは不可能なのです。
どうしても籍を入れたいのであれば、海外に移住するなどの方法しかありません。
移住はかなりハードルが高いので、多くの方は諦めるのが普通となっています
また、結婚出来ないことで色々な障害がある場合もあります。
例えば病院に入院してしまい家族のみしか面会できない場合に、病院側に面会を断られるケースも。
結婚出来ないことで様々な障害があるので、レズビアンはつらいと思ってしまいます。
同性とお風呂に入るのに気が引ける
レズビアンは、同性同士でお風呂に入るのに気が引けることでも、つらいと思います。
例えば温泉などに入る場合、女湯に入ることになるので他の女性から見られているような気分になって恥ずかしくなります
恋愛対象が同性なので、異性のお風呂に入ったような感覚になることもしばしば。
そのため出来るだけ大浴場で、大人数での入浴を避けてしまうようになるでしょう。
他の人は誰でも出来ることが出来ないので、つらいと感じますね。
LGBT制度の普及でつらさが緩和されたポイント
レズビアンを含むLGBTは、生きていくのに不利なことが多いです。
そこで各自治体は2015年ごろから「パートナーシップ制度」という試みを始めています。
パートナーシップ制度はLGBT同士でもパートナーとして認め、家族としての一定の権利を認める制度です。
例えば、こんな優遇が受けられるようになります。
- 公営住宅に家族として入居出来る
- 生命保険の受取人を指定出来る
- 家族割などのサービスが受けられる
各自治体によって、内容は異なりますが一般的にはこんなことが優遇されます。
こういったパートナーシップ制度の広がりで、レズビアンのつらさは多少改善されました。
どんな点が解消されたのかを、見ていきましょう。
レズビアンに対する認知度が上がった
パートナーシップ制度などの取り組みが始まったことで、レズビアンに対する認知度が高まったのは最も大きな効果ですね。
制度が広がるまでの世の中では、レズビアンのことをよく知らない方も多かったです。
しかし全国の自治体が制度を作り始めたことで、圧倒的にレズビアンのことを知ってくれる人が増えました。
レズビアンに対する差別的な考えを改めてくれる方も、増えたように感じています。
レズビアンでも生きやすいオープンな雰囲気になった
パートナーシップ制度の広がりで、レズビアンでも生きやすいオープンな雰囲気になったのも効果の1つでしょう。
パートナーシップ制度のお陰で、レズビアンとして生きやすくなったと感じます。
今までは受けられなかったサービスを、当り前に受けられるようになったのは大きいですね。
制度が広がることで、レズビアン女性を受け入れてくれる人が増えたように感じます。
レズビアンがつらいと感じた時に出来ること
レズビアンとして生きていて、つらいと感じた時にはいくつか出来ることがあります。
それは以下の4点です。
- SNSでセクマイの女性を探してみる
- レズビアンYouTuberの配信を見てみる
- 成人していればビアンバーなどに遊びに行ってみる
- レズビアン限定イベントなどに参加してみる
それぞれ詳しく見ていきます。
SNSでセクマイの女性を探してみる
レズビアンとしてつらいと感じた時は、SNSなどでセクマイ女性を探してみましょう。
「レズビアン」や「セクマイ」などのワードで探してみると、意外とたくさん見つかるはずです。
SNSでは双方向のコミュニケーションが可能なので、素敵な出会いに繋がるかもしれません。
悪質ユーザーにだけは気を付けて、SNSをフル活用しましょう。
レズビアンYouTuberの配信を見てみる
レズビアンとしてつらいと感じた時は、レズビアンYouTuberの配信を見るのもおすすめです。
YouTuberの中には、レズビアン当事者の方が色んな動画を配信されているチャンネルもあります。
色んな企画をされていたり、レズビアンの悩みに答えるような動画もたくさん見つかるはずです。
レズビアン女性の動画を見ているだけで、つらさを分かち合ってもらえるようになり、気分が楽になるかもしれません。
成人していればビアンバーなどに遊びに行ってみる
レズビアンとしてつらいと感じた時は、ビアンバーに遊びに行くのもおすすめです。
ただしビアンバーはお酒を提供するお店なので、成人していることが絶対条件です。
新宿二丁目などにあるビアンバーに行くと、レズビアンのスタッフさんが優しく接客してくれます。
話を聞いてもらうだけで、かなり楽になるでしょう。
レズビアン限定イベントなどに参加してみる
レズビアンとしてつらいと感じた時には、レズビアン限定イベントに参加するのもおすすめです。
レズビアン限定イベントには、出会いを目的としたイベントが多くあります。
どんどん参加して同じ境遇のビアン女性と仲良くなることで、つらさもいつの間にか消えてなくなるでしょう。
まとめ
今回は、「レズビアンはつらい」というテーマで記事をまとめてきました。
レズビアン当事者として体験してきましたが、やはりつらいことはたくさんあります。
しかしレズビアンに対する偏見は、以前よりも確実に少なくなってきていると感じます。
色々な方法を試しながら、自分に合ったつらさの解消方法を探してみましょう。
また、セクマイ同士でつらさを共有することがつらさの緩和になることもあります。
現在では、アプリなどで同性同士が簡単に出会える時代になっているので、ぜひ以下の記事などを参考にして出会いを作ってみてくださいね。